今でも大好きなランエボ10(ランサーエボリューションⅩ)。そんな愛車ともついにお別れの日がやってきました。悲しいけどこれ現実なのよね。。。
今日はそんな愛車「ランエボ10」との思い出話や、初めて購入した「ランエボ6」との思い出。そして新たに乗り換えた車について簡単にまとめてみたいと思います。ランエボ好きなら今の時代、次に買い替えるならほぼスバルの「WRX STI」一択でしょ。と普通は思われるかもしれませんが、今回管理人が購入したのは意外な車でした。
という事でちょっと長くなりますが、お暇な方は管理人の思い出話と新しい車の話題にお付き合いくださいませ。
初めての愛車「ランサーエボリューションⅥ」との出会い。
管理人よっしーは、大学卒業と同時に親に無理を言ってランエボⅥを予約してもらい(当時は限定発売で予約しないとほぼ買えなかった。)親ローンで購入。そのまま日々改造に明け暮れ、TOMEIのポン付けハイカムにオーリンズの車高調。そしてHKSのブーストコントローラーに各種補強、ホイール交換、強化クラッチ(あえてシングル)などなど、ミドルチューンを謳歌し、サーキットでもたまに走ってエボⅥの性能を楽しんでいました。ちなみに親戚の兄はRX-7(FD)に乗っていて、こちらもまたカッコ良かったし、サーキットのコーナーリングが速くていつも感心していた覚えがあります。
という事でこのランエボⅥ、今見てもかっこいいな~と惚れ惚れする名車だと思います。大きさもコンパクトですし、車重も1.3トンほど。これでカタログスペックで280PS、ハイカムにブーストコントローラーでおそらく350PS程度だったんじゃないかと思います。
リアはあえてエボⅤ仕様にカスタマイズしていました。
HKSブローオフバルブの音は良かったですね~。そういえば最近は、ブローオフの音させてる車めっきり減りましたね。
メーターは車好きな先輩の助言もあり、あえてブースト系だけ色違いに。注文した際には間違いないかメーカーから問い合わせがありましたっけ。アナログメーターはいっぱいあるとなんだか嬉しくなります。ちなみに前方にちょこっと見えているのは中古で買ったパジェロミニ。別に三菱自動車が好きなわけでなく、たまたま気に入った車が三菱だっただけです。よく三菱マニアみたいに間違えられるんですけどね。
このランエボ6、本当に大好きでした。今でもお金があるなら買い直したいと思うほど。とにかくコンパクトで扱いやすく、そしてエボⅩ(SST)とは違ってマニュアルというのは、操作が面倒だし半クラが大変だったけど、自分の思い通りに操れるという点では本当にストレスフリーの素晴らしい車でした。
加速したい時に加速し、減速したい時に減速する。アクセルとブレーキが体と一体化したような感じ。当たり前のようだけど、意外と電子制御が豊富な最新機種ではなかなか出来ないことなんですよね。思いのままに操れる、最高の車だったと思います。ヒールアンドトゥとかクラッチ蹴るとか、もう二度とすることはないんでしょうね。
紆余曲折あり「ランサーエボリューションⅩ」を購入!
さてさて、ランエボ10に買い替える時も色々ありました。そろそろ落ち着いた車にするかと思ってまずはトヨタに。まずはマークXを見に行きました。しかし「若造がマークX?」と思ったどうかは知りませんが、お店で全然相手にしてもらえず退散。
その後BMWにも見に行きましたが、ここもあまり本気と思われず?面倒になって結局いつもの三菱自動車の担当さんに連絡し、速攻で「ランエボⅩ」を購入しました。実は以前に三菱自動車のミーティングに参加させてもらい、実車でジムカーナ走行を試させてもらった機会があったんですね。そのため性能やデザインに問題ないのは分かっていました。ほぼ即決でしたね。
乗り出し価格は500万程度だったかと思います。ちなみに自分はしがない会社員。お金に余裕はありませんが、単なる車バカなだけです。でも後悔は全くしていませんよ!
※画像は三菱自動車の公式ページより引用。
ランエボⅩに乗り換えたら出だしの加速が遅い!結局改造しちゃうことに。
いやいやいや、普通の方なら全く問題ないぐらい十分な性能のランエボⅩですが、以前乗っていたエボⅥがある程度改造していたのと、エボ10になって車重が増えた(約1.5トン)こともあり、とにかく出だしの加速がかったるい!エンジンの回転数が上がれば問題ないんですけど、低速域のトルク不足が気になってしょうがない。そのため当初はノーマルで乗っていくつもりだったのに、やっぱり改造しちゃう方向になりました。
今回はMonsterSport製品で揃えることに。ポン付けのハイカムに各種パイピング、そしてチタンマフラーなどなど、気付けば以前のエボⅥと同等のレベルになってしましました。今回のエボⅩは、エンジンルーム内のメンテが行き届かず、こんなに埃まみれに。。。ランエボに申し訳ない。。。
結局、特にハイカムが入ったことで中・低速トルクが大幅に改善し、出だしのモッサリ感が無くなりました。これは本当に良かった。オーリンズのサスに19インチホイールも入れて見た目も良くなりました。乗り心地は悪化しましたが。。。ホイールはやっぱり18インチぐらいがベストかもしれません。
途中、原因不明の不調で静岡のMonsterSportまでランエボⅩを持って行ったのは良い思い出です。原因はパイプの設置ミスで一瞬で解決。ついでにシャシダイでパワーチェックしてもらうと、きっちり350PSは出ているとの事。SSTなのでこの辺りが限界かと。(SSTは400PSぐらいまでが限界と以前記事で見た覚えがありますが、マージンを取って350PSとしました。)
今回はカーボンボンネットも装着。黒色のボディなのでそれほど主張し過ぎないのがポイントです。
フロントのデザインも好きだけど、リアのデザインも良い!やっぱりこの大型ウィングはいいですよね。ちなみにエボⅥは2段仕様なんですよ。
リミッターはポン付けハイカム入れたことで自動的にカット。ただしサーキットに行けなかったので実力は試せませんでした。無念。300kmメーターがやる気にさせます。これ純正ですからね?リミッターカットには賛否両論あるでしょうけど、本来の性能を意図的に封印するのは車にかわいそうな気もします。岡山国際サーキットで思いっきり走ってみたかったなあ。
SSTは年を取ってくると本当に便利でした。おかげで快適に乗れましたが、思い通りの操作という点ではエボⅥの方が良かったです。アクセルオンと加速が微妙にずれるんですよね。もちろん、スポーツモードとかにすると反応は良くなるんですけど。そこが唯一の不満点でした。ちなみにSSTはオートマ免許で乗れます。
愛娘の誕生。そしてランエボⅩとのお別れ。
今後も末永くランエボⅩと過ごしていくつもりでしたが、愛娘が生まれ、妻から「乗り心地も悪いし音もうるさい。子供の耳に悪いから乗せない。」といわれショボーンな管理人よっしー。日に日に成長していく愛娘を見るにつれ、やっぱりどうせなら家族みんなで快適にお出かけできる車を買うしかないかと徐々に心が揺れ動き始めました。
本当はスバルのWRX STIとか欲しかったけど、それじゃ意味がありません。色々と検討した結果、ミニバンは流石に許容範囲外のため、SUVで検討。今回は時間をかけてじっくり試乗したり、見積もりを取ったりしました。何気に試乗して購入したのは今回が初めてなんですよね。候補となったのはマツダの「CX-5」、レクサス「NX」、BMW「X1」、トヨタ「ハリアー」などです。
新たな愛車はレクサス「NX 300 I package AWD」に!
最終的にマツダの「CX-5」とレクサス「NX」のどちらかまで絞り込みました。価格帯は違うけど、意外とマツダの「CX-5」もディーゼルエンジンがトルクフルで魅力的です。
この辺りの試乗レポートは過去記事に詳しくまとめていますので、良かったら参考にしてみてくださいね。
そして届いたのがこちらの「レクサス NX 300 I package AWD」です。
レクサスNXには2000CCターボの“300”と、2500CC NA+ハイブリッドの“300h”の2系統があります。燃費を考えれば“300h”ですが、ターボ好きなら“300”でしょう!そしてこれだけ大きなSUVですし、ランエボでも慣れ親しんでいるので、“AWD”は外せませんでした。
NX 300には大まかに以下の4グレードあります。
※いずれも価格は2WDの場合です。AWDはこれに26万上乗せです。
- NX 300:4,400,000円 (4,074,074円)
- NX 300 I package:4,580,000円 (4,240,741円)
- NX 300 F SPORT:5,060,000円 (4,685,185円)
- NX 300 version L:5,060,000円 (4,685,185円)
特徴としては、ベースグレードは簡素な装備でファブリックシート。しかし基本的なエンジン性能等は変わりません。ナビやスピーカー等も標準装備。
しかしながら、アダプティブハイビームシステム[AHS]が装着できないのが痛い。この[AHS]、自動的にハイ/ローを切り替えるだけでなく、ハイビームの照射範囲内に車両を検知すると、11個 (片側) のLEDの点灯・消灯を細かく制御することで、ヘッドランプの照射範囲を細やかに調整し、先行車や対向車に直接ハイビームを当てないように部分的に遮光します。先行車や対向車を眩惑することなく、ドライバーの視界確保を支援する機能です。これが本当に便利!夜間の運転が格段に楽になります。ぜひこの[AHS]は装備しておくことをおすすめします。
次に“I package”はお買い得なエントリーモデル。自分もこのグレードにしました。アダプティブハイビームシステム[AHS]が標準装備となるなど、快適装備が充実しつつ価格は抑えめです。よほど“F SPORT”に惹かれなければ、個人的には“I package”がおすすめかなと思います。本革ではないけど、質感等は十分ですよ。
そして大人気の“F SPORT”。ぱっと見の価格では“version L”と同価格ですが、なんとアダプティブハイビームシステム[AHS]がオプション扱いなんです!これはほぼマストなオプションなので、実質価格は124,200円上乗せと考えておくべきでしょう。専用の本革に外観もスポーティー。NXの中でも大人気のグレードです。リセールバリューも高いようですよ。
そして快適装備が充実した“version L”。この“version L”だけの装備としては、専用のホイールや本革シート、そしてリアシートにもヒートシーターが装着されます。でもこれらの快適装備のためだけに“version L”にするかと言われると個人的には微妙。それなら“F SPORT”を選ぶと思います。
ちなみに、今回管理人が購入した「レクサス NX 300 I package AWD」は、税込み4,840,000円。もちろんこれにオプションが足されるので価格は上がりますが、それでもナビやレクサスNXプレミアムサウンドシステム(10スピーカー)、ETCが標準で装着されています。そのため、ランエボのように後からナビ等を付けることを考えれば、乗り出し価格的にはランエボ10とそう大差はないと思います。つまり、ランエボ10を新車で購入した方なら、十分レクサスNXは購入できる価格帯となります。
またさらに上を目指せば、より大きくはなりますが「レクサスRX」も良いかもしれません。ハイブリッドの“F SPORT”だと800万近いようですが、ターボにすれば「NX」に+100万程度で買うこともできます。車内の広さや乗り心地はかなり上質なようなので、お金に余裕があるのと大きさ・取り回しに問題なければ、検討してみると良いでしょう。
ただし、レクサスNXも中は十分広いですし、車幅もほぼ同じくらいかややNXの方が上回ります。RXはさらに一回り大きくなるため、駐車場での取り回しなどがかなり大変のようです。気になる方はぜひ試乗してみると良いでしょう。
- レクサスNX:全長 4,640mm、全幅 1,845mm、全高 1,645mm、ホイールベース 2,660mm、車重 1710 ~ 1800 kg
- ランサーエボリューション10:全長 4,495mm、全幅 1,810mm、全高 1,480mm、ホイールベース 2,650mm、車両重量 GSR[TC-SST]:1,540kg~1,600kg
参考リンク:
レクサスNX、レクサスRX、ランサーエボリューションⅩファイナルエディション
「レクサス NX 300 I package AWD」大満足です!
という事で、結局「ランエボⅩ」から買い替えたのは、「レクサスNX 300 I package AWD」となりました。もちろん、ランエボに比べれば動力性能は雲泥の差。加速やコーナーリング性能は遠く及びません。それでも日常使用においては急な坂道もしっかり登るし、ロールも抑えめ。やや硬めの足回りで個人的には悪くない印象です。
それ以外の安全装備や内装の快適さ、特に車内の静粛性の高さは本当に素晴らしい!買う時点で加速性能などは特に求めていなかったので、現状では特に不満もないです。当初の目的であった“家族で快適に旅行に行ける。”という目的で考えれば、燃費もそこそこ良いし、大満足な買い物でした。
ランエボⅩもそろそろ10年超えとなるユーザーさんも出てくるでしょう。愛着のある愛車を手放すのはつらいと思いますが、次の乗り換えはぜひ幅広く色々検討してみてくださいね。SUV特有の目線の高さは、本当に運転がしやすくなりますよ。
以上、ランエボⅩからレクサスNXに乗り換えた顛末のまとめでした。
最後に、愛車のランエボⅩ、新たなユーザーさんの下で元気に過ごしてくれることを祈っています。とても充実した7年間をどうもありがとう!今でも最高の車です!
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